勉強

弟の勉強を見る母

ホンダ スーパーカブ
現在オートバイの「カブ」とは本田技研工業の「スーパーカブ」を指す。
昭和33年8月から生産が始まるスーパーカブ・シリーズは、世界最多量産の二輪車として知られる。
高性能と高い耐久性によって、それ以前に日本の市場に存在していた同クラスの小型オートバイのみならず、簡易な補助エンジン自転車と、上位クラスのスクーターとの双方を、一挙に圧倒する大成功を収めた。
エンジンをオーバーヘッドバルブ式からオーバーヘッドカムシャフト式へ変更するなど、機構の改良は多岐にわたるが、基本設計は現代に至るまで殆ど変らない。
この年、昭和33年5月には富士重工業からスバル360が発売された。
国民車として爆発的な人気を博した軽自動車である。
日本の自動車産業にとって、車社会が間近に迫ってくるエポックメイキングな年であった。

写真は子供の勉強を見る金魚屋陶苑の夫人。

昭和33年8月、盛夏の撮影。